胸元を舐められる。上半身を支える腕に手を添えた。

「ん、なに?」

「一緒に来て」

弱いところ、を責め立てられる。下着はもう全然機能を果たしてくれていない。

来てって、どこに。ぼんやりとした頭で考える。

腕を掴まれて、安藤の首に回された。そのまま背中と膝裏に腕が入ってくる。急に抱き上げられて、現実に戻って来てしまった。

「えっ、なに! おろして!」

「耳元で叫ぶな」

そのままベッドに転がされた。服と膝を掻き抱く。

安藤はワイシャツのボタンを外しながらそれを見た。そして、足首を掴まれる。