安藤の作ってくれたご飯を食べて、私は皿洗いをする。冷蔵庫からビールを取ったあと、安藤が冷蔵庫に寄りかかりながらこちらを見ている気配。 「なに?」 「月白、かわいーなーと思って」 「うわ、棒読み。安藤が言うと尚更酷い」 なんとなく美形に生まれた人というのは、目が肥えている気がする。基準が自分の顔というのが根底にあるからかも。 「……心から思ってんだけど」 「どうしたの? 誰かに言わされてるの?」 皿洗いを終えて、手をタオルで拭った。 心配になって安藤の顔を覗き込む。