「さて、日和ちゃんは座ってて。 久しぶりに日和ちゃんに会うからってせっかく紅茶でも入れようとしたんだけど、さっきTシャツに思いっきり水かかっちゃって…」 参った参った、と頭をかく佐くん。 「だから着替えてたんだ?」 「そうそう」 ソファに腰を下ろした私は、さっき以来目を合わせられなかった。 私ちゃんと話せてる? 3年前みたいに受け答えできてる?? 心臓がうるさい、顔があつい、話す口が震える。