廊下で立ち尽くすのも変だし、私は恐る恐るリビングに繋がるドアノブを回した。 どうしよう、3年ぶりに会えるかもしれない…。 心臓が鳴り止まない。 どうせなら周くんみたいに道でばったり会う方が良かった。 今朝会ったのが佐お兄ちゃんなら良かったのに! スクバの持ち手を握り直し、 深呼吸して、 意を決してドアを開けた。