諄side
俺の名前は片桐諄黒竜の現総長。
俺のクラスには、1人だけ地味で目立たないのに存在感だけは半端ない奴がいる。
ある日俺はそいつに話しかけた。
「なぁ
お前名前は？」
そう聞くとそいつは鬱陶しそうな顔をした。
「あんたに名乗る名前なんかない。
私に関わろうとしないで。」
バッサリそう言ったそいつの目はなにも写してないただただ真っ黒な闇が広がっていた。
「お前黒竜に入らねか？」
そう言った俺に対して一瞬目を見開きはしたがすぐに
「入らない。」
そう言ったそいつの顔はどこか悲しげで俺は何が何でもそいつを仲間にしたかった。
それから俺は毎日のように俺らの仲間にならないかとそいつに話しかけた。だがいつも帰ってくる答えは、入らないの一言だった。
そんな俺を見て俺の仲間は
「諄、なんであんな奴を俺たちの仲間にしようとしてるんだ？」
「あいつは、なんとなくだけど俺によく似てるから。」
「お前の考えてることはよくわからんが他の奴もありえねぇーだろって言ってんだよ。」
そんなことを言われ続けたが俺は無視してあの女を誘い続けた。
はじめは名前も教えてくれなかったし話してもくれなかった。でも今は前に比べれば話してくれてると思う、、、、、たぶん？
そして俺はもう一度言った。