【短編】好きの悲しみから

でも、その心の鍵をぶち破ろうとするやつが現れた。

「君は嘘つきだね。」

彼の言葉に、私の心は再び揺らいだ。

「好きな人の側にいたいからって本当の気持ちを言わな

いなんて...。」

やめて...。

「伝えたら一緒にいられなくなるもんね?」

やめてっ!!

「君が、ふられてくれたら僕君に告白できるのに。」

ーーーーえっ?