俺の配属先は救命救急。
今日はオンコールが多くてヘトヘトだ。
救急車がひっきりなしにやってくる。
これも勉強のため、美桜との将来のため。
自分にムチ打って頑張っている。

まだまだ新人の俺は先輩に教わる事が多くて申し訳無い気持ちでいっぱい。
正直美桜にもっとかまってやりたいけど、勉強しないといけない。
これがいけなかったのかもしれない。
もっとちゃんと話し聞いてやってたらあんな事にはならなかったのか…?


ヘトヘトになりながら家へ帰る。
見計らったように美桜がやってくる。
なんだか瞼が腫れている。
泣いたのか?

「美桜どした?」

「真吾くん、抱いて欲しいの…」

正直俺はビックリした。
美桜からそんな事を言い出すなんて思ってもみなかったから。

一緒にお風呂に入り、その日は美桜の意識が飛ぶまで愛し合った。

途中で泣いていたのは気のせいだろうか。