親父の目がキラキラと輝く。さすがに抱き

ついてきたのは拒否したが、これでいい。

きっとこれからも俺達は何回も喧嘩するの

だろう。だけどその度心を通じ合わせればい

い。だって俺達は家族だから。

俺は心の汚れが全て洗い流されたかの様に

晴れ晴れしい気持ちだった。

俺達はここからがスタートライン。今まさ

に走り出したばっかりだ。

「瑞希ー!料理が焦げた!助けてくれ」

「はいはい」