「・・・・・・・。」 「・・・・・・・。」 「・・・小さい時から、 望めば欲しい物は何でも手に入った。」 「・・・・。」 「女だって、俺の金に目が眩んで向こうから大勢寄ってきた。」 「モテそうだね君は。」 「高校生の時、1人の女性と出会った。 それまでの女とは違い、一点の曇りも無いような目で俺の事を見てきた。 周りの連中が腫れ物に触るように気を遣いながら俺と接する中、 その子だけはいつも土足で俺の心に踏み込んでくるような、そんな女性だった。」