“ピンポーン” 気を取り直して203号室の三上さんの部屋へ行き、チャイムを鳴らす。 「開いてるよー!」 中から声がしたのでドアを開ける。 「おはようございます。鳥越です。」 中に入ると、三上さんが視界に・・・ 「え!どうしたんですか三上さん!?」 三上さんは三角巾を首から下げてそこに左腕を入れていた。 一目で腕を骨折していると分かる。