「ほ、ほんとに!?」
「ほんとだよーー!」
私が、割と大きな声で言うと、嬉しそうに笑ってた。
「爽太くんって、そういうのが好きなんだね。」
「うん…。何色がいいと思う?って聞いたら、白、って言ったから。」
やっぱり、好きな人の好みって大事だよね〜。
まずい……大雅に色聞いてなかった。
でも、大雅の好きな色は、赤か、青。
赤とか、そんな派手めの色は私、ちょっと抵抗あるから…。
「あれ、芽生それにするの?」
と、まだ着替えていなかった、りりが覗き込むように聞いてきた。
「えっ、あ、まだ迷ってるんだけど…」
「いいと思う!その色!芽生に似合うと思うよ?」
そう言って、これを推してくる。
あー、迷うーーー!!!

