「どんな、水着がいいー?」
学校について、HRが始まるまで、雑誌の水着特集を私たちは、2人で見ていた。
「やっぱ、ビキニでしょ!芽生痩せてるし!」
い、いや、太ってるよ…。
女の子の大事なところには、肉はついてくれないんだけどさ。
「なんか、布多め…」
「は?なんでよ。」
「大雅が言ってきたから…」
「ふーん。そういうことね〜。わかった!」
な、なにニヤニヤしてんのよ。
すると、
「HRはじめるぞー、席つけ〜」
と、先生が入ってきたので、私たちは席に着いた。
すると、席替えをして、後ろの席になった、柊真が
「なに、今岡先輩と、海行くの?」
「えっ、あ、うん。りりと、爽太くんと、4人で。」
「よかったじゃん。」
「?」
頭には、?しか浮かばなかった。
私のこと好きって言ったのに?
えっ私、なんか、自惚れちゃってるじゃん!
嫌な女だ〜。
まあ、リップサービスみたいなもんだったのかな?
好きって言ってくれたのは。
それにしても、先生の話って長い。
あー、早く終わらないかな。

