幼なじみが好きでしょうがない



「うわあ、美味しそ〜う!」

今日は、ハンバーグ。

私と、大雅の大好物なの。



え?定番じゃねえかよ?


ほっときなさいよ。





お母さんの料理は、ほんっっっっとうに美味しい。


「豚かよ。」

は?



ぶた?

ブタ?



豚って…………あの?


バッと、勢いよく振り返ると、そこには、大雅がいた。


「ちょっと、それどういう意味よ!」

「そのまんまの意味だけど〜?」

「はぁ!?」


大雅は私の言葉を無視して、

「おばさん、めっっっちゃ美味しそう。めっっっっっっっっちゃありがとう。」


なんて言ってる。



だいたい、めっっっっっっっっちゃありがとうってどういうことよ。






ムカつくーーーー!!!!!



腹がたつーーーー!!!!!

この、性格どうにかなりませんか?




でも、そんなとこも好きなんですぅーーーー!


なーんてね、嘘。


それも嘘。





ほんとは、大雅の全部が好き。