「えっ?」
「布多めのやつ。」
ビキニなんて着させるかよ。
そんなの許さない。
ビキニなんてきたら、もう……芽生は、ナンパされまくれだろ…。
ほんとだめ。
ダメ。ゼッタイ。
「な、なんでよ?」
「なんでも。」
「ふーん」と言って、一階に降りて行った。
あぁ。
でも、あいつ絶対に可愛いだろ。
水着姿…………。
あー、ほんとにキモイな。
でも…………俺は、ほんとにあいつが好きなんだ。
あいつは、手嶋と付き合ってんのか?
そんなこと考えたくねえ……。
でも、俺はあいつと付き合うことはできねえ。
俺は、あいつが大好きだ……。
キモすぎるくらいに。
溺愛してんだよ。
あいつは、俺のことなんか、好きじゃねえかもしれねえけど……。
あー、腹減った。
降りよ。

