部屋に入り、ボフっと、ベッドにダイブした。私、これをするのが好きなの。すごく気持ちいいよね~。
「おい」
おい……?
オイ………………?
えっ、誰!?
「た、大雅…!?私、ドア開けっぱだったの!?」
「ああ。」
えーーーーーー!
ダイブしてたの見られてたかな!?
「俺、海は行かねえ。」
そう言った。
そういうと思った……でも…………。
「行きたいなら、他の奴といけよ。」
部屋から出ていこうとする大雅のTシャツの袖を咄嗟にギュッと掴んだ。
「大雅も一緒がいい。」
……………………………………
えっ、あ、あたし何言ってんだろ…
「ご、ごごごごご、ごめんっ、き、気にしないでっ」
そう言って、大雅の顔をゆっくり見ると、すぐに顔を背けて、部屋を後にした。

