放課後になり、

大雅は、他の人と帰るみたいで


爽太くんとりりは二人で帰ったらしい。


てか、大雅誰と帰ったんだろう……。

女の子なのかな……?
不安になる……。



「……ぅ?めう…めうっ!」

えっ!?


「あ、ご、ごめん、柊真、ぼーっとしてた。」

「今岡先輩の事?」


は!?

「へ!?」


「ふっ、わかりやす。」


う、ううぅ……。
わかりやすいよね……私。



「よし、帰るよ。」

柊真は、私の顔を見て、クスクスと笑いながらそう言った。


何笑ってるのーー!


「この間さ、うちの犬がさ……」

と、たくさん自分の話をしてくれた。


「えっ、なにそれっ。てか犬飼ってたの!?」




自然でいられるね。
他の男のことは全く違う。






笑いながら学校の近くの駅のところで
二人の男女を見つけた。


えっ。

顔は見えない。声も聞こえない。


でも…………。


あれは、私の大好きな人。







大雅だ………………。


相手は…あの先輩…………。





付き合ってるの……?



嫌だよ。