「今日、一緒に帰ろうよ」

と、昼休み、りりとお昼ご飯を食べている時に柊真に言われた。


「えっ!?」

「そんなに驚かなくてもいいと思うけど」


へっ。あっ。

と、りりに目を向けると

「帰りなよ」
そう言って、くれた。

「う、うん。いいよっ。」

そう言うと、嬉しそうに笑っていた。

なんか、可愛い。


はっ。
あたし、何言って…

「手嶋くんって割と、グイグイ、積極的だね。」

「へっ!?」

「そんな驚かなくても」


はっ、あぁ。

馬鹿だなあ。私。



こんな、わかりやすく動揺しちゃって。


「付き合ってみれば?」
と、りりに言われた。

「は?」

あっ、つい…


「でも、そんな、まんざらでもないよね~?」

と、ニヤニヤしながら言われた。



は、はっ?

「そんなことないっ……!」

「ムキになってるとこが、怪しいよね~」


むかーーーー!!?

なんか、腹立つーーーーー!!!!