後ろから、トントンと肩を叩かれた。
「高木さんたちさ、俺たち一緒に組まない?」
と、日向くんが言ってきた。
その隣には、多分……。
クラスメイトの、手嶋…柊真( てじま とうま )くん。
土屋くんと仲のいい人だと思う……。
手嶋くんは、少し、大雅に似てる。
クールなんだよね。
「えっと……。」
どうしようか、どうしたらいいんだろう。
でも……
日向くん達だったら……大丈夫かも…。
「りり、どうする?」
りりに聞いたらりりは
「わたしはいいよ?」
そういうと思った。
私も、別に……。
「うん!私も大丈夫!組もうよ!」
「やったっ。」
そう言って、嬉しそうに笑っていた。
手嶋くんは、相変わらずクールで、こちらを見向きもせずに携帯をいじっている。
「班長誰やる?」
あぁ~、ここはやっぱり……。
「りりでしょ」
りりがやっぱり、適任だと思う。
「確かに~、本田さんがいいと思う!」
と、日向くんも賛成してくれた。
「えっ、まあいいけどぉ~」
と、ニヤニヤしながら、言ってくれた。
実は嬉しいんじゃん。
ははは。