「んん……」
朝、目が覚めると大雅はやっぱりまだ寝てた。
この人ほんとに、朝弱いから。
あんなにザーザー降りだった、雨も、すっかりやんで、カンカンに日が照ってる。
はぁ……暑いなあ。朝から。
まだ、8時じゃん。
と、隣で寝ている男の寝顔を見た。
可愛い。
寝顔は、格別に。
ほっぺをつんつんとつつくと
「んんん……」
と、目を開けた。
「へへへ、おはよう。」
「何笑ってんだよ。気持ち悪。」
「な、なにそれ!」
と、起き上がった。
「あー、腹減った。」
「私も~」
と、二人で言い合って、一階へと降りた。
今日も、昨日と同じで朝ごはんは、パン。
そして、大雅がちゃっかり、私のも焼いてくれてるのが嬉しい。
「昼ごはんは、ファミレスとかでいい?」
「ああ、そうだな。」
「じゃあ、昼ごはん買いに行った後、夜ご飯の材料買いに行こう?」
「ああ。」
この人、ああ。しか言ってないよー。

