幼なじみが好きでしょうがない




【芽生Side】



その後。
保健室までついてきてくれた。


保健の先生はいなくて

「ほら。」


タオルを渡してくれた。


優しい……どうしたの…………。


さっきも、変だったよ。


" 俺のせいだ。"

なんて、そんなのあるわけないのに。



「莉々華に電話しろ。」

「??……わかった。」






ぷるるるるる。


授業中なのに、なんでこんな出るの早いの?

おかしいよね。はは。





『芽生!授業出ないからびっくりして!』

「えっ、今授業中だよね?」

『芽生が帰ってこないから、サボった。』

はは。りりも優しい……。

「ごめん、りり、更衣室にある制服持ってきてもらえる?」

『えっ、どうかしたの?』


「また、来てからゆっくり話す。」



『……わかった!すぐ行くね!保健室?』

「うん……ごめんね、ありがとう。」