ちがいますう、変わってなんかいません~~~~~

はあーーーーー!!!怒ったんだから!!!


プンスカプンスカプンスカ!!



「ふん!!!」


頬に空気をためてそっぽ……正面へ向き直る。




────パチッ


え……。


教卓にはきれいな男の人が立っていて、真っ直ぐに私を見つめている。


目が合うとニコッて微笑まれたし………え、何々どうしたどうした………えぇ~~~~!?

イケメンにまで見初められるまでになったの、私って!!!


「すみません、聞こえてなかったかなって思って。」


ニコニコニコニコ……

止まることのないニコニコの無限ループ。
すっばらしいほど口角を上げて真っ直ぐにこっちを見ている彼。


思わず見惚れそうになる………


ハッ!!!

そこで私はようやく気付いた。