璃音が入院し始めて2週間がたった。




目を覚ましてから1週間ほど。




痙攣を起こすことも無くなったし、体温も安定してきた。




唯一心配なのは、喘鳴が消えないこと。




だがそれも、いつもの璃音からしたら入院レベルでもないだろう。




退院も考え始めてる。




それを璃音に伝えると、喜んで大人しくしないからいつもギリギリで伝えるんだけど……




もうそろそろ伝えてもいいだろうか。




とりあえず璃音の様子を見に行くために、医局をあとにした。




明日の胸の音で決めるとしよう。




璃音の病室へ足を運ぶと、よく見慣れた人物が璃音の病室から出てきた。









「龍太君?」









「あ、蒼先生。ご苦労さまです。」









「璃音のお見舞い?……って聞くほどでもないかw」