熱い瞳に見つめられ、耐え切れず視線を逸らした。すると頬に手を添えられ、強引に視線を絡められた。



「一緒にいればいるほど、お前に惹かれていった。 気付けば国王に嫉妬する程お前に溺れていた。 誰かに取られる前に欲しいと思った。 だから、ベルギウス国との一件が終わったら、告げようと思っていた」



そう言えば、話があるって言われてた。でもそれはヘンリーの事だと勝手に思っていた。



「この命に代えて守ってみせる。 そして、生涯愛し続けると誓おう。 心から愛してる…俺のそばにいてくれ」



突然の告白に信じられない思いと驚きで言葉よりも先に涙が溢れた。口を開けるのに声よりも涙ばかりが溢れる。



「ベアトリーチェ……」



おでことおでこがそっと触れ合う。優しく頬を撫でられた。



「私もっ、愛しています__貴方と生きていきたい__っ」



ギュッと抱きしめられ、それは苦しいほどだった。私も腕を回し、負けじと抱きしめた。


まるで夢のよう。突然覚めてしまうんじゃないかって少しだけ怖かった。その不安を取り除くようにジーン王子は力強く抱きしめてくれていた。