もっと奥の部屋に入ると、たくさんの人が大きなベッドを囲んでいた。みんな怖い顔してる。部屋の中が冷たい。
「あら、ヘンリー。 貴方いったいどこに__その子は何かしら? 部外者は立ち入り禁止なの知ってるわよね?」
綺麗なドレスを着た女の人に睨まれた。周りの人たちも顔をしかめながら見てくる。
ヘンリーの後ろに隠れた。すると突然抱き上げられた。首に腕を回してしがみ付いた。
「よく存じております、マーガレット様」
いつものヘンリーの声に顔を上げた。目が合うと優しく笑ってくれた。
「……ベアトリーチェ」
この声!!
急いで振り返ると、ベッドに寝ていたのは私の大好きな人だった。
「パパ!!」
身をよじるとヘンリーが降ろしてくれた。急いでベッドに飛び乗って大好きなパパに抱きついた。いつもだったら抱きしめ返してくれるのに、今日は頭を撫でられた。
パパの顔を見るといつもよりも青白かった。
「具合悪いの?」
「私の可愛い、可愛いベアトリーチェ……そんな顔をしないでおくれ。 いつもの花のような笑顔を見せておくれ」
頬っぺたを撫でてくれるパパの手を握りしめた。
「あら、ヘンリー。 貴方いったいどこに__その子は何かしら? 部外者は立ち入り禁止なの知ってるわよね?」
綺麗なドレスを着た女の人に睨まれた。周りの人たちも顔をしかめながら見てくる。
ヘンリーの後ろに隠れた。すると突然抱き上げられた。首に腕を回してしがみ付いた。
「よく存じております、マーガレット様」
いつものヘンリーの声に顔を上げた。目が合うと優しく笑ってくれた。
「……ベアトリーチェ」
この声!!
急いで振り返ると、ベッドに寝ていたのは私の大好きな人だった。
「パパ!!」
身をよじるとヘンリーが降ろしてくれた。急いでベッドに飛び乗って大好きなパパに抱きついた。いつもだったら抱きしめ返してくれるのに、今日は頭を撫でられた。
パパの顔を見るといつもよりも青白かった。
「具合悪いの?」
「私の可愛い、可愛いベアトリーチェ……そんな顔をしないでおくれ。 いつもの花のような笑顔を見せておくれ」
頬っぺたを撫でてくれるパパの手を握りしめた。


