翌朝目を覚ますと、私の胸の上でレミーが元気に飛び跳ねていた。
瞼が重い。頭痛い。動きたくない。何もしたくない。
そんな私の気持ちを知ってなのか、レミーは急かす様にずっと飛び跳ねている。
「おはよ、レミー。 もう! 起きるってば!」
レミーを両手で捕まえて体を起こした。「離せよ!」と言わんばかりに手をバシバシ叩かれる。
手の力を緩めると、レミーはスルッと抜け出した。そのまま勢いよく走り出した。朝から元気。
レミーの走り着いた場所を見て息を呑んだ。
太陽の光を全身で浴びるアウロラ。虹色の蕾は見事に咲き開き、惜しげも無く美しさを見せつけている。
「きれい……すごく、綺麗__」
気付けば涙が頬を伝っていた。
アウロラに近づき、鉢植えを抱きかかえた。抱きしめる様に……。
「ありがとう…アウロラ……顔を見せてくれて、会いたかったよっ__」
荒んでいた心が和らいでいく。
昨日は辛くて泣いてた筈なのに、今日は嬉しくて泣いてる。
瞼が重い。頭痛い。動きたくない。何もしたくない。
そんな私の気持ちを知ってなのか、レミーは急かす様にずっと飛び跳ねている。
「おはよ、レミー。 もう! 起きるってば!」
レミーを両手で捕まえて体を起こした。「離せよ!」と言わんばかりに手をバシバシ叩かれる。
手の力を緩めると、レミーはスルッと抜け出した。そのまま勢いよく走り出した。朝から元気。
レミーの走り着いた場所を見て息を呑んだ。
太陽の光を全身で浴びるアウロラ。虹色の蕾は見事に咲き開き、惜しげも無く美しさを見せつけている。
「きれい……すごく、綺麗__」
気付けば涙が頬を伝っていた。
アウロラに近づき、鉢植えを抱きかかえた。抱きしめる様に……。
「ありがとう…アウロラ……顔を見せてくれて、会いたかったよっ__」
荒んでいた心が和らいでいく。
昨日は辛くて泣いてた筈なのに、今日は嬉しくて泣いてる。


