仕事を終え、私は急いで街へ出掛けた。王城から街へは定期的に馬車が出ている。乗車している殆どの人が王城での仕事を終えて、お家へ帰る人だ。
夕暮れ時の街には灯りがともり、大人たちで賑わっている。
「こんにちは! 苺ののったケーキを二つください!」
「こんにちは、元気なお嬢さん」
年配の女性店員さんはガラスケースに並べられた苺のケーキを二つ、紙の箱に入れてくれた。
「可愛いお嬢さんにこれはオマケだよ」
「いいんですか!? ありがとうございます!!」
クッキーも一緒に入れてくれた。お金を渡しケーキを受け取った。
迷うことなくお店に辿り着けたから、思ったよりも用事が早く終わった。
そういえばここからすぐの所に女神像があったよね?そこに行ってみようかな。
女神像はいつだかのマクブレイン国王妃を称え造られたものだと聞いた。その王妃様は民おもいで慈悲深く、国中のものに愛されたという。
女神像の広場へ行くと、女神様の足元には沢山の花たちが供えられていた。椅子に座り談笑する恋人同士や老夫婦、いろんな人たちがちらほらいた。この時間子供達だけでいる子たちはいない。それはこの広場の奥には森が広がっているからだろう。街の警備隊が見回りをしているとはいえ、この時間は治安がいいとは言えない場所だ。
夕暮れ時の街には灯りがともり、大人たちで賑わっている。
「こんにちは! 苺ののったケーキを二つください!」
「こんにちは、元気なお嬢さん」
年配の女性店員さんはガラスケースに並べられた苺のケーキを二つ、紙の箱に入れてくれた。
「可愛いお嬢さんにこれはオマケだよ」
「いいんですか!? ありがとうございます!!」
クッキーも一緒に入れてくれた。お金を渡しケーキを受け取った。
迷うことなくお店に辿り着けたから、思ったよりも用事が早く終わった。
そういえばここからすぐの所に女神像があったよね?そこに行ってみようかな。
女神像はいつだかのマクブレイン国王妃を称え造られたものだと聞いた。その王妃様は民おもいで慈悲深く、国中のものに愛されたという。
女神像の広場へ行くと、女神様の足元には沢山の花たちが供えられていた。椅子に座り談笑する恋人同士や老夫婦、いろんな人たちがちらほらいた。この時間子供達だけでいる子たちはいない。それはこの広場の奥には森が広がっているからだろう。街の警備隊が見回りをしているとはいえ、この時間は治安がいいとは言えない場所だ。


