成宮くんが、頬についた血を拭い近づいてくる。




「…なんでこんな所にいる」



そう聞かれ、唯翔のことを思い出す。




私、逃げてきたんだ。



でも…どこへ逃げたらいいの?



一人でどうすればいいの…?




そう考えてると、溢れ出す涙。