「何って、お前、俺のこと助けてくれようとしたんだろ?」 まるでさも当然とでも言うように、御崎が言った。 わたしはそんな御崎を見つめ返した。 なんで、御崎がそのことを知っているの。 わたしはそんな考えに繋がることを口にはしていない。 それに、わたしは過去に来たのだから、その事実を知る人なんていないはず。 自分を照り付ける太陽が、やけに熱く感じた。