去っていく背中を見つめていると、急に力が抜けた。 安心したからだろうか、今度はどっと疲れが出て、わたしは電信柱に寄り掛かった。 まるで電源が抜けてしまったロボットのように、わたしはその場に崩れ落ち、完全に電信柱に体を預けた。