蒼、どこにいるかな。

って探しながら校内をうろうろしていたら、ふと甲高い声が聞こえた。

「....事...ずっと前から...好きでした。
良かったら、付き合ってもらえませんか?」

告白?

声が聞こえたところを覗いてみると、

3年生のかわいいと有名な先輩と公園であった以来の健人がいた。

あんなかわいい先輩だったら、【いいですよ】って誰もがいうと思う。

だけど、健人は違った

「すみません。
そう思ってもらえるのは、とても嬉しいのです。
でも、俺には先輩と同じでずっと前から好きな人がいます。
気持ちには応えられません」

あの日、私にかけてくれた懐かしい声が厳しく響く。

そうしていると、先輩が見る目ないわねとさっきとは違った低い声で、去っていった。