いつも通りのエプロンに着替えたら、健人が待っていた。
「おせぇよ」
「ごめんごめん」
めとれちゃうくらい、整ってるから、何回見てもこんな人とはなしてていいのかなと思っちゃうんだよね。
「まず、そこの赤いバラを7本とって」
「うん!....いたっ...。」
バラ触るのなんかはじめてで、とげがあることを忘れていた。
「大丈夫か?」
そういってくれた健人の顔が凄く近くて、切ったことを忘れちゃうくらいだった。
「まずは、絆創膏だな。はい。」
馴れた手つきで絆創膏を貼っていて、きっと昔は何回も切ってきたんだろうなとか、小さいときの健人を想像していた。
「じゃ、再開するかー。まず、見ててな」
素早くバラを配置に並べて紙で包んでいく。
すぐ完成した。
「お前もやってみな?」
「うん!」
気合いをいれてやったし、健人のやりかたをしっかりみていたから出来るって過信していた。
でもまぁ、上手くいくはずなんてなくて。
見映えは最悪。
おまけに花びらも散ってしまった。
凄く綺麗なバラが台無しになっちゃって、なぜだか涙が流れてきた。
それを見た健人は、
「ほら、一緒にもう一回やろうな。もう、泣くなよ」
って言いながら親指で私の涙をぬぐってくれた。
「ありがとう...」
どうして健人は、そんなに優しいの?
好きになったって叶いっこないのに。
もっと、好きになっちゃうじゃん。
「おせぇよ」
「ごめんごめん」
めとれちゃうくらい、整ってるから、何回見てもこんな人とはなしてていいのかなと思っちゃうんだよね。
「まず、そこの赤いバラを7本とって」
「うん!....いたっ...。」
バラ触るのなんかはじめてで、とげがあることを忘れていた。
「大丈夫か?」
そういってくれた健人の顔が凄く近くて、切ったことを忘れちゃうくらいだった。
「まずは、絆創膏だな。はい。」
馴れた手つきで絆創膏を貼っていて、きっと昔は何回も切ってきたんだろうなとか、小さいときの健人を想像していた。
「じゃ、再開するかー。まず、見ててな」
素早くバラを配置に並べて紙で包んでいく。
すぐ完成した。
「お前もやってみな?」
「うん!」
気合いをいれてやったし、健人のやりかたをしっかりみていたから出来るって過信していた。
でもまぁ、上手くいくはずなんてなくて。
見映えは最悪。
おまけに花びらも散ってしまった。
凄く綺麗なバラが台無しになっちゃって、なぜだか涙が流れてきた。
それを見た健人は、
「ほら、一緒にもう一回やろうな。もう、泣くなよ」
って言いながら親指で私の涙をぬぐってくれた。
「ありがとう...」
どうして健人は、そんなに優しいの?
好きになったって叶いっこないのに。
もっと、好きになっちゃうじゃん。


