家が近所でよく遊んだね。
覚えてる?蒼と私が、初めて会った日
蒼が私の家の隣に引っ越してきて、ずっと空き地だったからなんだかものすごく嬉しかったのを覚えてるな。
それで、調子のって蒼の家のベルを鳴らした。
「はっ...はい」
おどおどしながら?ビクビクしながら?蒼が出て来て..確か、
「こんにちは!桜ね、武宮桜っていうの!
君は何て言うの?」
っていったの、そしたら
「...松原蒼です」
「誕生日は?」
「え?誕生日?」
このときはまだまだ子供だったから、誕生日で上にたったつもりになっていたな。
「8月22日だよ」
「桜、8月20日!
私の方がお姉さんだね!だから、困ったことがあれば言ってね!
桜は、蒼くんのいつでも味方だよ!」
そう言うと、顔をパッと明るくして
「ありがとう!僕と桜ちゃんは、友達?」
「もちろん!」
後から知った話だけど、蒼は転勤族ですぐ引っ越したりしてたから、
友達が全然できてなかったらしい。
そこからは、蒼から家に来てくれるようになって、
夏は毎日近所の公園で遊んでて、
蒼は、私の大好きなブランコの高さ比べに付き合ってくれてて、
今思えば凄い優しいことだったんだなと感じる。
冬は、家でお絵かき大会を2人しかいないのに開催したり、家族でスキーやスケートにいっていた。
そんなこんなで時間が進んで小学生も卒業して、中学生になって、
蒼と一緒に制服の見せあいっこして、「もう中学生だねー」って、ワクワクしながら校門をくぐった。
中学校に入って、一番びっくりしたのは蒼がモテるということだ。
告白をされているシーンを何回見たか分からない。
その度に蒼はこういった。
「好きな人がいるからごめん」って。
ねぇ、好きな人って誰?
ずっと聞きたかった。
心のなかでずっと、隠して誤魔化していたけれど、
告白をされているところを見るたびに、
どんどん大きくなっていたのかもしれない。
今思えばそれは
...『恋』。
...だったんだ
覚えてる?蒼と私が、初めて会った日
蒼が私の家の隣に引っ越してきて、ずっと空き地だったからなんだかものすごく嬉しかったのを覚えてるな。
それで、調子のって蒼の家のベルを鳴らした。
「はっ...はい」
おどおどしながら?ビクビクしながら?蒼が出て来て..確か、
「こんにちは!桜ね、武宮桜っていうの!
君は何て言うの?」
っていったの、そしたら
「...松原蒼です」
「誕生日は?」
「え?誕生日?」
このときはまだまだ子供だったから、誕生日で上にたったつもりになっていたな。
「8月22日だよ」
「桜、8月20日!
私の方がお姉さんだね!だから、困ったことがあれば言ってね!
桜は、蒼くんのいつでも味方だよ!」
そう言うと、顔をパッと明るくして
「ありがとう!僕と桜ちゃんは、友達?」
「もちろん!」
後から知った話だけど、蒼は転勤族ですぐ引っ越したりしてたから、
友達が全然できてなかったらしい。
そこからは、蒼から家に来てくれるようになって、
夏は毎日近所の公園で遊んでて、
蒼は、私の大好きなブランコの高さ比べに付き合ってくれてて、
今思えば凄い優しいことだったんだなと感じる。
冬は、家でお絵かき大会を2人しかいないのに開催したり、家族でスキーやスケートにいっていた。
そんなこんなで時間が進んで小学生も卒業して、中学生になって、
蒼と一緒に制服の見せあいっこして、「もう中学生だねー」って、ワクワクしながら校門をくぐった。
中学校に入って、一番びっくりしたのは蒼がモテるということだ。
告白をされているシーンを何回見たか分からない。
その度に蒼はこういった。
「好きな人がいるからごめん」って。
ねぇ、好きな人って誰?
ずっと聞きたかった。
心のなかでずっと、隠して誤魔化していたけれど、
告白をされているところを見るたびに、
どんどん大きくなっていたのかもしれない。
今思えばそれは
...『恋』。
...だったんだ


