薔薇に願いを込めて

またangelkiss控え室に入ったら美羽が待ってて、

おんぶされて入ってきたことに、とてもびっくりしていた。

「鳥籠さん、桜を頼みました」

「はい」

何が起こったかわからない美羽は、凄く聞きたそうだったけど、

ファッションショーは、まだあるので気を抜く暇がなかったから『また今度、ゆっくり話すよ』と言った。

メイクをいちいち変えても時間がかかるので、ナチュラルメイクにして、

bitter&chocolateのメイクが次、しやすいよいになっていて、美羽の優しさを感じた。

「よし、出来た。

桜、似合ってるから大丈夫だよ!

蒼が待ってるよ。行ってきな!」

「うん!頑張ってくるね!」

蒼と私の幼なじみのパワー、見せてあげる。