薔薇に願いを込めて

手にはポーチとたくさんの化粧道具。

「angelkissは、メイクさんだったでしょ?

bitter&chocolateは、一味違うわよ!

私が直々にメイクしてあげる」


メイクを職業とするメイクさんと変わらないくらいの手つきで、

淡々と、でも1つ1つ丁寧に違う私に変わっていった。

ふと華恋ちゃんが、ついさっきの美羽と同じように

メイクをする手は止めずに、話し始めた。