「俺には…俺には何が残るんだよっ」
悲しみも通り越して、抜け殻のようだ
った俺は、ある日高校の見学会であの4
人と出会ったんだ。
「お前…可愛い顔してんなぁ!」
「おい天音、初対面だぞ…」
「ごめんね君。あのさ…音楽興味ない?」
後から聞くと、天音が直感で俺がいい
と言って話しかけてきたんだとか。
それで中学の部活で吹奏楽のベースを
やってた俺は、あいつらとバンドを始
めたんだ。最初なんてバラバラだし、
天音なんか楽譜すっ飛ばすし、はちゃ
めちゃだった…けど、明るくて和やか
で、すごく居心地よくって。いつの間
にか、それが大袈裟に言ったら空っぽ
だった俺の生きがいみたいな感じだっ
たんだ。
悲しみも通り越して、抜け殻のようだ
った俺は、ある日高校の見学会であの4
人と出会ったんだ。
「お前…可愛い顔してんなぁ!」
「おい天音、初対面だぞ…」
「ごめんね君。あのさ…音楽興味ない?」
後から聞くと、天音が直感で俺がいい
と言って話しかけてきたんだとか。
それで中学の部活で吹奏楽のベースを
やってた俺は、あいつらとバンドを始
めたんだ。最初なんてバラバラだし、
天音なんか楽譜すっ飛ばすし、はちゃ
めちゃだった…けど、明るくて和やか
で、すごく居心地よくって。いつの間
にか、それが大袈裟に言ったら空っぽ
だった俺の生きがいみたいな感じだっ
たんだ。
