amberdrops 1

「気にしなくていいんだからね」



「兄ちゃん僕らがいるから!」





そんな俺を除け者にせず優しい言葉を


かけてくれる兄弟や友達が支えてくれ


た事もあり、俺はくじけなかった。







でも中2の冬、事故で姉ちゃんが死んで


からは、何もかもが狂った。


父ちゃんからの暴言は増し、それを慰


めてくれた姉ちゃんもおらず、心の支


えだった弟も心を閉ざしていき…


俺は隣町に住んでいる、母方のばぁち


ゃんに引き取られた。





「これからはばぁちゃんがあんたのそばに居てやるからね」





お母さんと同じ優しい瞳で笑うばぁち


ゃん。和食を作るのが上手なばぁちゃ


ん。そんなばぁちゃんも脳卒中で倒れ


た。