「おーい風歌!お前も…って無理か。じゃぁ俺が行くーっ!」





考え事をしていると、にこにこしなが


らこっちに走ってきた天音は、するり


と私のベッドに入ってくる。





「わっ!」



「ヘヘ、ここ気持ちいいなー」



「あははっ、楽しいー!天音ここで寝てよー」



「マジで!?寝る寝るー!!」





はしゃいでる私たちの間にずいっと入


ったのは響太。





「俺も」





明らかにむっとしてる顔が可愛い。





「なんか響太かーわーいー!」



「うんうん!」





天音となでなですると、ちょっと怒り


ながら照れてた。弟なんていなかった


から、こーゆうの憧れだったなぁ…





「2人だけずるい!」



「お前ら風歌とは寝させねぇぞ」





あとの2人は少々お怒り気味。


ぶーぶー言いながら布団に戻った2人は


おとなしく毛布を被った。