「そんなに想われてるなんて、その子は幸せだねぇ〜…」
風歌のことだと言いたい。
でも、まだキッカケが掴めなくって。
俺はまだまだ小心者だから…
「お、着いたぞ」
ドアを開けると聞こえるのは賑やかな
笑い声。子供達がキャーキャーはしゃ
いだり、お年寄りが散歩したり、おや
つを食べてる人もいる。
「律、あそこあそこ!」
風歌は奥にある木の下を指した。
「はいはいお嬢様ー」
「お嬢様って何よーっ!」
ちょっと嬉しそうに怒るあいつ。
こんなに愛おしいと思うやつができる
なんて、昔の俺には想像も出来なかっ
ただろうな。
「よし、降ろすぞ」
またお姫様抱っこで木陰の芝生
に降ろしてやる。確かにここは居心地
も良いし、歌うには最適だな。
「ありがと律!さっきからごめんね」
「おう、気にすんな」
そう言って手渡したギターケースから
あいつはギターを取り出し、ヘッドホ
ンをつけた。
風歌のことだと言いたい。
でも、まだキッカケが掴めなくって。
俺はまだまだ小心者だから…
「お、着いたぞ」
ドアを開けると聞こえるのは賑やかな
笑い声。子供達がキャーキャーはしゃ
いだり、お年寄りが散歩したり、おや
つを食べてる人もいる。
「律、あそこあそこ!」
風歌は奥にある木の下を指した。
「はいはいお嬢様ー」
「お嬢様って何よーっ!」
ちょっと嬉しそうに怒るあいつ。
こんなに愛おしいと思うやつができる
なんて、昔の俺には想像も出来なかっ
ただろうな。
「よし、降ろすぞ」
またお姫様抱っこで木陰の芝生
に降ろしてやる。確かにここは居心地
も良いし、歌うには最適だな。
「ありがと律!さっきからごめんね」
「おう、気にすんな」
そう言って手渡したギターケースから
あいつはギターを取り出し、ヘッドホ
ンをつけた。
