amberdrops 1

「俺も行くよ。それから、風歌の新しい先生にも挨拶してくるね」





弦も立ち上がった。


前の検査してくれた先生ではなく、若


くてまぁまぁカッコいい男の先生にな


ったんだ。


若いがアメリカで研修などしてきたら


しく、腕はその辺の医者と比べ物にな


らないって前に風歌が熱弁してたっけ


な。





「俺は、ばぁちゃんのところ行ってくる」





響太のばぁちゃんは、確か脳卒中で倒


れて今リハビリ中だったと思う。あい


つも、なんだかんだで家族思いの優し


いやつだからな…





「わーった、行ってこい」





3人は違う方向へ歩いて行った。


…って…俺と風歌2人じゃねぇか!





「行っちゃった〜…じゃぁ早速このプリン、いただくね!」





風歌は特に何も思わないのか…?


まぁ、俺はラッキーってことで。