「結咲、昨日のローズファミーユで貰ったユリの花束今ある?」



「後ろの席に乗せてありますので、あとで天音様にお渡しいたします」





ロ、ローズファミーユって世界でも有


数の高級花屋じゃねぇか…!


天音、いつもお気楽でバカなくせにほ


んとすごいな。





「おっ、あったあったー♪」





取り出したのは綺麗に装飾された花束


。見るからに高そうで、品があるけど


可愛らしい感じだ。





「その花束いいな」



「律もそう思うか!だよな、ここの店のオーナーも良い人なんだよなーっ」





オーナーと知り合いって…こいつヤベ


ェ。





「着きましたよ皆様。では、私は失礼いたしますので、お気をつけて」





自動で車のドアが開く。


俺はプリン、天音はお見舞いの花束、


響太は読書が好きな風歌のための本、


弦は一昨日頼まれていたグロスなども


ろもろを持っている。なんか4人でプロ


ポーズしに行くみたいだな。(何言って


んだこいつ)