amberdrops 1

おっなんか…イメージ浮かんできた!


私は近くにあったメモとペンで、曲の


歌詞を次々と書き込んでいく。





「あたたかな風と光に包まれて
青い春をあなたと駆け上がろう…」





ちらっと双葉が覗き込んでくる。


私は、演奏も歌も作曲も作詞も大好き


なんだ!





「駆け上がろうってまさか、さっきの屋上への階段で思いついた?」



「へへ、当ったりー」





苦笑いですか。それ地味に傷付くんだ


よね〜…


まぁ色々ありながらも、2人でまったり


したひとときを過ごしていると、双葉


が突然立ち上がった。





「あーっ!!部活のミーティング忘れてたぁっ!!」



「えっ!行って来なよーっ」





ごめんね、と舌をちろっと出して双葉


は走って行った。