でも、もし私が何かの病気だったら。
あいつらの高校生でドームライブって
夢を遅らせてしまったり、練習量が足
りなくて良い歌が歌えなかったら。
私の中にうまれた不安がぐるぐると頭
を渦巻いていく。
「ねぇ、もし私が病気だったらどうしよう…」
目に涙を浮かべて言う私に、4人は何の
ためらいもなく、抱き締めてくれた。
く、苦しい…
「不安だよな…俺らもだ。でも、絶対裏切らないし、何としてでも守るよ」
天音の決意が伝わる。
「チビなら大丈夫だ。ライブするのが夢なんだろ?1回願ったなら叶えなきゃ意味ねーよ」
響太の言葉が胸に刺さった。
「ふーちゃん、もし病気だったとしても…俺たちが支えるから」
ゆーくんの優しさが身に染みるよ。
「俺たちはどんな事があっても、風歌を待つから」
律のぶっきらぼうだけどちゃんと伝わ
る気持ち。
きっと、みんなは気付いてるんだろう
な。私が…何かの病気だって。
「失礼します」
私がお礼を言おうと離れたとき、ちょ
うど先生が入ってきた。
あいつらの高校生でドームライブって
夢を遅らせてしまったり、練習量が足
りなくて良い歌が歌えなかったら。
私の中にうまれた不安がぐるぐると頭
を渦巻いていく。
「ねぇ、もし私が病気だったらどうしよう…」
目に涙を浮かべて言う私に、4人は何の
ためらいもなく、抱き締めてくれた。
く、苦しい…
「不安だよな…俺らもだ。でも、絶対裏切らないし、何としてでも守るよ」
天音の決意が伝わる。
「チビなら大丈夫だ。ライブするのが夢なんだろ?1回願ったなら叶えなきゃ意味ねーよ」
響太の言葉が胸に刺さった。
「ふーちゃん、もし病気だったとしても…俺たちが支えるから」
ゆーくんの優しさが身に染みるよ。
「俺たちはどんな事があっても、風歌を待つから」
律のぶっきらぼうだけどちゃんと伝わ
る気持ち。
きっと、みんなは気付いてるんだろう
な。私が…何かの病気だって。
「失礼します」
私がお礼を言おうと離れたとき、ちょ
うど先生が入ってきた。
