「ゆーくんゆーくん!変じゃない?」


「っ…可愛いよ、ふーちゃん」





やったー!


後の3人も褒めてくれたし。


準備が出来たから…病院へ行かなくち


ゃ。


うぅ、やっぱり緊張してきたなぁ。







電車を乗り継ぎやって来たのは、この


辺でも大きい細雪(ささめゆき)病院。


事前に連絡を取っていたので、すぐに


診察室に入らせてもらう事に。





「まず、診察室で話を聞いたあと、次に検査室へ行ってもらいます。その後、隣の空き部屋にて結果をお知らせします」





看護師さんの説明をぼーっと聞く私。


検査って、注射かな…怖いぃぃ!





「あ、あと…空き部屋は良いですけど、診察室への付き添いは1人で」



「「「「俺が行く」」」」





4人とも若干食い気味だし…





「風歌、誰がいい?」



「へ!?」





んー、天音は頼りないから無理だし。


ゆーくんは看護師さんを口説きそうだ


からダメだよね。





「響太か律かな」



「…じゃぁ俺は律がいいと思うな」





少し不安そうなゆーくんが言った。





「俺も、悔しいけど…律が1番しっかりしてるし、倒れたの見たもんな」





響太も賛同。何が悔しいんだろ…?