「はっ、はい!ありがとう!」





双葉が照れてる。珍しいなぁ。


他の3人も名残惜しそうに出て行った。





「ちょっと風歌!!!あんのイケメン達に何されてんのよっ!!!!」



「ほえ?」



「ほえ?なんて可愛い返事してる場合じゃなーいっ!ハグに、キスできそうなくらいの至近距離に、顎クイに、指キスに…あんた公開4股だったの!?」





いやいや。公開4股ってなんだよ。


ツッコミを心の中にしまい、双葉を見


る。





「4股じゃないし…」



「じゃぁ何であんな事されてんのよ」



「んー、何でだろ?
私媚び売ってる訳でもないし、大して
顔も可愛くないし…」



「あんたそれイヤミか!顔もすっごーー い可愛いんだから!」





あれ、話脱線してるな。





「あ、話戻すけど。多分、私たちは他の人よりずっと深い仲間だからかな?」





そうだ、と自分で言って思う。だから


ハグされてもキスされても、誰も嫌じ


ゃないのか…多分。