amberdrops 1

「ど、どしたの?」



「元気そうで良かったな」





そう言って頭をくしゃっと撫でるあい


つ。その可愛い笑顔をいつも見せてく


れたらいいのになぁ。


てか、みんなのせいで私さっきからド


キドキしっぱなしなんだけど!!





「あ、風歌!指怪我してんじゃん!」





天音の言葉に右手の薬指を見ると、言


ってた通り、指に擦り傷が。倒れた時


にアスファルトで怪我しちゃったのか


なぁ…





「ったくー、風歌は危なっかしいな」





ん、指に何か当たって…





「えぇぇ!」





それを見ると、天音が私の指にキ、キ


スしてる…!?





「天音っ!?」



「消毒だよ、消毒!」





にっと笑う天音。こいつは天然なのか


?いや、確信犯か…!?





「す、すいません!1回、私と風歌を2人にして欲しいんですけど…」



「嫌だ、って言いたいけど、女の子の頼みなら仕方ないね」





ゆーくんは双葉に王子様スマイルを向


ける。キラキラキラッて効果音マジで


つけれるよ…