「ありがとう」





俺は、いや…俺たちは、絶対にお前を


守るからな。





飯を再開し朝練の話で盛り上がった。


意外とノリが良いし、反応も面白いチ


ビはもうグループの人気者だ。




あいつが笑うと、俺まで嬉しくなる。


まだこの気持ちに名前を付けたくはな


いけれど、いつかきっと言葉に出して


伝える日が来るのだろう。

だから、だからその日までは、誰のも


んでもないありのままの風歌でいて。


ぐっと拳を握った俺を、弦が優しい笑


顔で見守っていた。