「あ!そういえば、みんな朝ごはん食べてないの?」



「うん…まだ食べてないんだ」



「じゃぁ私作るよ!ちょっと待っててね」





最近はお世話になりっぱなしだもん。


なんかひそひそ話してるあいつらをほ


って、私はキッチンへ向かう。


確か、あの4人は甘いもの好きなんだっ


け…じゃぁ、パンケーキにしよっと。





「俺も手伝う」





材料を取り出していると来たのは律。


律って、何かと優しいんだよね。





「えっ、いーよいーよ!」



「ここは甘えといてくれ、風歌」





むーっと言っている私をよそに、律は


早速小麦粉や砂糖を混ぜている。





「もぉ…ねぇ、律!」



「ん、どうした?」



「ありがとねっ!」





にこっと笑うと、みるみる律は真っ赤


になって、泡立て器を持っていない方


の手で口元を隠した。





「おまっ、マジでヤバいから…///」



「へっ!?」





そんな顔で言われたら…私まで照れち


ゃうじゃん。