「うわ、良い匂い!」



「風歌、どこだー??」



「おいチビー、俺にも食わせろ!」



「ちょ、待てってお前ら…」





私はアボガドトーストを必死に守る。


ダメだ、見つかっちゃう…





「おっ、見っけ!…え?」





天音とがっつり目が合う。


天音はずっと目を見張っていた。


あぁ、私の人生詰んだな…





「お、おはよぉ…」





続いて入ってきた3人も目を見張ってい


る。





「えっと…なんでここに?」





はいきました、みんなでシカト。そし


てまたまた放心状態。





「てか、許可してないのに入るとかダメなんだからねー!」



「お前のその格好のがダメだっつの…これ、俺らじゃなかったら襲われてたぜ?」





なんでだ?


私がずっと?マークを浮かべていると


サルがまだ手を付けていないほうの


アボガドトーストにパクついている。





「あーっ!サル!ダメだよっ!私の朝ごはんがーーーー」



「ふっ、詰めが甘ぇなチビ…っ!?」





私を至近距離で見たあいつはなぜか顔


を真っ赤にして律達の方へ走っていっ


てしまった。


トーストはくわえたまんまだけどね。