そして、ふーちゃんとは同じクラスだ


った事が分かった。嬉しい…と思って


しまったのは、きっと友達だから。


色々あって、練習の時間について報告


すると、悩んだ後に快く受け入れてく


れた。





「分かった!じゃぁ、改めてよろしくね」





にこっとふーちゃんが笑う。ドキッと


胸が高鳴った。





「可愛いなぁ。席も隣だし、すげー俺ラッキーだ」





また後でな、と言ってカバンを机に置


き、他の男友達と話しに行った俺。






このまま関わったら、後戻り出来ない


くらいふーちゃんから離れられなくな


るんじゃないか。本当に友達でいられ


るのか。


そんなこと、まだ分からない。分から


ないけど、俺はこの子といたいんだ。


癒されるし、可愛いけど、それだけじ


ゃなくって…まぁ、深く考えるのはや


めだ。





「うっし、今日も頑張ろーっ」





春のあたたかな風が、俺の髪をふわり


と揺らす。


改めて、新しい1日の始まりだ。