そして色々あり、あいつが俺らと歌う


ことに。俺はドラムだから、すっと座


ってセッティングをする。





「1.2.1.2.3.4」





弦のギターから始まり、俺のドラムも


鳴り響く。すぅと風歌が息を吸い歌い


出す。やべぇ、すごい….


歌が終わると爽快感と儚さ。


やっぱりすごい!やっと見つけた。


風歌となら、いける。


俺らなら目指せる!!





「「「「俺らとバンドやろう」」」」



「まさか…響太ってツンデレ?」



「ちっ、ちげえしっ!」



「いやいや、ツンデレだろお前」



「ふふっ、やっぱり!」





ふわふわと花のように笑うあの子。可


愛すぎるだろ…と、思ったのは俺だけ


ではないようで。天音は鈍感だけど顔


赤かったし、響太も照れてた。弦は笑


ってるけど。